ReDIce きみにしか聞こえない
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2011/02/28 (Mon)

きみにしか聞こえないを観ました。これは珍しく私が原作を知っている作品です。乙一作品が好きなもので、ある程度の単行本・文庫本は所持していたりします。初めて乙一作品に触れたのは「はじめ」。WJで前後編の読み切りで掲載されたのを読んだのが最初です。確か、作画は小畑健だったと記憶している。その作品をきっかけに乙一作品を読むようになりました。文庫本の「夏と花火と私の死体」から一応、順を追って読んでいったので、「はじめ」が収録されている「平面いぬ。」に至るまでは、ちょっと間があったのを憶えている。
原作を知っているが故に内容が分かってしまうのがデメリットなのですが、読んだのも随分と前で細かい設定等はうろ覚えだったので、こうだったかな?ここは違うかな?とか考えながら観れたので、すんなりと観終えた感じです。
頭の中のケータイ。これが作品の軸。ある日、頭の中で着信音が鳴る。そこから物語は始まる。主人公達は驚きと戸惑いの中、頭の中で会話をする。だけど、信じ切れない思いが大部分を占める。それはそうでしょう、頭の中で他人が喋ってる、その事実を受け止めるより、まずは疑う方が自然の流れ。妄想が行き着いた果てなのか、現実は直に分かる展開になります。
二つのケータイ。それには時差がある。1時間という時差。それが後のストーリーに大きく関わってくる。タイムパラドックスを引き起こす結果にならない展開になるのか、平行世界に発展する結果になるのか、原作を読んだ時はそんな事を考えながら読んだと思う。結果的に賽は投げられたと言う展開になっていくが、主人公達の互いを思いやる気持ちからの会話のやり取りに観点を置いて観て欲しい。そこが見所であって、伏線の回収の場となっている。
忘れてはいけないのが主人公達以外の電話の相手。一人だけ、且つ、片方の人しか接点を持たない人が登場する。もう一人はその人と会話することはできない。原作ではそう思わなかったが、映画版ではその存在は必要なかった印象を受ける。終始二人のやり取りをメインとしていれば、それだけで成り立つ内容に思えた。最後に伏線は回収するけど、主人公の成長を描くにあたって、役割りを果たせていなかった気がする。それも恐らくは、文字媒体から映像媒体にする際に音を入れたからだと思う。音が入ることによって、世界観は大きく変わり、広がりを見せたと感じる。だからこそ主人公達二人だけの流れがより引き立ったと思う。だから、その電話の相手はビジュアル無しの声だけの存在であった方が、イメージを膨らませ易くなって良いと考える。
最終的には、原作を知っていても楽しめる作品だと思いました。他の乙一原作映画も観たくなりました。

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